とある春の日曜日、別府八湯のひとつに数えられる温泉地「堀田温泉」、その総本山である市営温泉「堀田温泉」を利用しました。堀田温泉の歴史は古く、湯布院や日田へ向かう交通の要衝だったらしく、江戸時代以降は温泉場として栄えた歴史があるようです。
堀田温泉は標高の高い立地にあり、別府市役所やビーコンプラザ、市民公園などがある別府市でも主要な道路の富士見通りをずっと登るだけで到着します。すぐ側には別府ICもあり、駐車場スペースも余裕を持って確保されています。徒歩では不便ですが、自家用車であれば大変利用しやすい施設です。
私も温泉に詳しくない頃から立地や利便性や料金の安さより頻繁に利用していました。
玄関を入ると下足入れがあり、靴を脱ぐことになりますが、玄関框は段差が無くバリヤフリー仕様となっています。 左手側に受付があり、そちらで料金を支払います。広々とした廊下を進み脱衣室へ向かいます。
浴室は内湯と露天風呂があります。まずは十分にかけ湯を行い入浴します。相変わらず別府の温泉は熱さが身体に沁みて凄く心地よいです。体中の空気が喜びの溜め息となって口から抜け出します。湯の中では白い湯の花が舞っていました。
内湯の奥に行き、浴室内を観察します。洗い場は設けられていますが、それとは別に身障者用の洗い場まで設置されていました。すぐそばに浴槽も伸びており、座った状態で身体を洗い、座った状態で入浴できるみたいです。市営温泉でもレベルの高いバリヤフリー仕様です。
ちなみに現在の施設は平成15年に改装されたとのことで、当時市営温泉では初めてのオストメイト対応トイレも設置したとのことです。浴槽内や脱衣場に手すりを設置するなどの工夫は、現在では多くの市営温泉が対応されていますが、当時は新しかったのかもしれませんね。高齢者や身障者の方が利用しやすいよう配慮した施設です。
内湯を楽しみ、身体を洗い露天風呂へ向かいました。季節はもう春です。風が大変気持ちよく、火照った身体をすぐに冷ましてくれます。長時間長湯したくなる心地よさがありました。一番奥の湯口の湯を一口頂きました。硫化水素の風味が凄いです。露天風呂の方が濃い気がしましたが、詳細は不明です。
湯は肌に優しい単純温泉ですが、メタケイ酸も豊富で湯上り後は肌がサラサラになりました。成分のバランスも良いです。
休憩室も完備です。堀田温泉は相変わらず人が多く人気の施設です。使い勝手が良いですからね。毎日入浴するならこの様な温泉が良いですね~。
概要
施設:堀田温泉
住所:別府市堀田2組
泉質:単純温泉
pH値:6.3
料金:大人210円
営業時間: 6:30~22:30
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