おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【別府市】鉄輪温泉 渋の湯~鉄輪温泉のシンボル的温泉を湯雨竹と共に。

とある晴れた6月の日曜日、大分県別府市の鉄輪温泉エリアの名湯「渋の湯」を利用しました。

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渋の湯は鉄輪温泉エリアの中心部、一遍上人が開設したと言われる歴史ある共同浴場、そして鉄輪温泉のシンボル的な温泉です。駐車場はない為、鉄輪温泉周辺にある無料駐車場を利用しましょう。私は東口の駐車場を良く利用します。

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玄関を開け中に入ると正面にスタンプ台があります。渋の湯は別府八湯温泉道と九州温泉道の施設として指定されています。

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ロッカーは扉もない普通の木製ロッカーと、コイン式ロッカーの2種類が設置されていますが、一般利用者はコイン式を使用してください。その際に投入する100円が、渋の湯利用料金として納められます。ちなみに木製ロッカーは組合員専用のロッカーとなります。

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浴室を覘くと、なんともまぁ美しい!逸る気持ちを抑えながら十分にかけ湯を行い、いざ入浴。あぁ~適温♪渋の湯は竹製冷却装置の湯雨竹(ゆめたけ)を実装している温泉で、湯に浸かりながら湯雨竹を観賞することができます。竹製なので温泉地の風情に溶け込みやすいですね。この湯雨竹により加水なし、冷ます時間もなしで温泉を浴槽にかけ流すことができます。

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近くまで寄ってみると、やはり上部は熱そうな熱湯が流れている気配がありました。興味本位で触ってみたいと思いましたが、病院には通いたくないので自重しました。しかし稀に浴槽の中が熱湯で浸かることができずに断腸の思いで加水したという話も時々聞くことがあります。湯雨竹が実装されていても、鉄輪温泉の圧倒的湯量に装置が追い付いていない場合がありますのでご注意下さい。温泉も生き物です。それが愛らしくも感じます。(湯雨竹があると言っても小規模だから仕方がないですね)

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胃の粘膜をつくる働きのあるメタケイ酸は、日本屈指の多さと宣伝しているだけあり、湯がとてもまろやかで、湯上り後の肌の保湿感も塩化物泉と重なり素晴らしかったです。(途中で他の利用者がやってきた為、今回は数値までは記録できていません)

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渋の湯の真横は観光客が行き交う「いでゆ坂」です。流石に日曜日は人の気配を多く感じます。特に男湯の方は強く感じるでしょう。しかし、渋の湯は室内の方が暗く、すだれが窓を覆うなど、外からは中が見えない様に配慮されています。また鉄輪温泉の総合案内板が程よい位置にあり、かつ建物と道路との間に距離がありますので滅多なことでは中は見えません。安心して入浴することができます。清潔感もあり、観光客も気軽に利用できると思います。

 

「観光地のど真ん中に温泉がある」この鉄輪温泉の情景が何とも可笑しく感じました。

あぁ、良い湯でした。

 

概要

施設名:渋の湯

住所:大分県別府市鉄輪風呂本16

泉質:ナトリウム-塩化物泉

 

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2017.06入浴

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